この記事の型行動事実面接意欲ではなく過去の行動を、固定した5問で聞き、3つの軸で採点する。
01なぜ「行動事実面接」が効くのか
入社後の働きぶりを予測できるのは、過去の行動事実だけです。「したことはありますか?」「そのとき、どうしましたか?」と聞きます。
全員に同じ質問を同じ順で聞けば、応募者を同じ物差しで比べられます。面接官が変わっても、判断が揺れません。
合格ラインは面接の前に決めます。会ってから決めると、人手が足りない月ほど基準が下がります。
02「行動事実面接」のやり方:3ステップ
01質問5つを固定する下の5問を、全員に同じ順で聞く。面接官が変わっても変えない。運用例5問と採点欄を1枚の面接シートに印刷する。
02深掘りの型を持つ答えが抽象的なら「具体的には?」「そのときどうしました?」の2つだけで掘る。
033つの軸で採点するスキル・価値観・定着を、面接の直後に5点満点で採点する。運用例合格は合計11点以上、かつ定着が3点以上。
03面接シートの5問
①いちばんの成果と、そのために工夫したことは?成果の大きさより、工夫の中身を聞く。再現できるかが分かる
②苦しかった時期に、どう動きましたか?逆境での行動。辞めた/耐えた/変えた、のどれか
③転職を考えた理由は?不満の中身が、自社で解消できるかを見る
④入社するとして、不安に思うことは?正直に言えるか。言えない人は、入社後も言わない
⑤こちらに聞きたいことは?質問の質で、調べてきたか・何を重視するかが分かる
04「行動事実面接」のNG例とOK例
NG例「やる気はありますか」「ノルマは大丈夫ですか」と意欲を聞く。面接官ごとに質問が違い、応募者を比べられない。面接官が話す時間のほうが長く、会社説明で終わる。人が足りない月に、合格ラインを下げて採る。
OK例話す割合は面接官3・応募者7。会社説明は最後の10分に。答えは「状況・行動・結果」の3つが揃うまで掘る。採点は面接官2人が別々に書き、あとで突き合わせる。点数と入社後の評価を半年後に並べ、質問の精度を見直す。
05「行動事実面接」の効果の確かめ方
当たっているか面接点数と半年後評価の一致面接の合計点と、入社半年の上司評価を並べるズレた人の質問を見直す例高得点者の8割が高評価
残っているか入社1年以内の離職率1年以内に辞めた人数 ÷ 入社人数導入前の採用と比べる例40% → 15%
対象外役員面接のみで決めた採用・パート採用
運用面接シートは全件保管し、半年後の評価と並べて見る。
06続けるためのポイント
迷ったら見送り。採用の失敗は、採用費に加えて、育成期間の人件費とお客様への影響まで含めたコストになります。

この記事を書いた人廣瀬 浩一シン パートナーズ株式会社 代表取締役船井総研で不動産売買仲介会社の業績アップに携わり、現在はコンサルティングと実業の二刀流。現場で結果が出た型を、そのまま使える形で届けています。船井総研で不動産売買仲介会社の業績アップに携わり、現在はコンサルティングと実業の二刀流。

