経営

見る数字10個カード。社長が毎月見る数字は、10個で足りる

数字は集めるほど見なくなります。会社で追う数字を10個に絞り、1枚のカードにして、全員が同じものを見る状態をつくります。

廣瀬 浩一執筆廣瀬 浩一
この記事の型見る数字10個カード会社で追う数字を10個に絞り、1枚のカードにして全員が同じものを見る。

01なぜ「見る数字10個カード」が効くのか

50個並んだ管理表は、誰も開かない表です。見る数字を10個に絞ると、会議でも朝会でも面談でも、全員が同じ数字を口にするようになります。

10個は集客→営業→採用→育成→経営の流れで並べます。どこで詰まっているかが、1枚で分かります。

11個目が欲しくなったら、1つ外します。10個という枠そのものが、見続けるための仕組みです。

02「見る数字10個カード」のやり方:3ステップ

0110個を決める下のカードをたたき台に、自社の10個を決める。増やさずに入れ替える。運用例まずはそのまま使い、3ヶ月後に入れ替えを検討。
021枚にして貼るA4・1枚に今月と前月の数字を並べ、事務所の壁と社内チャットに。運用例月初3営業日以内に事務が更新する。
03すべての場で使う朝会・週1面談・月次会議を、このカードから始める。別の資料は作らない。運用例月次会議の1枚目は、いつもこのカード。

03見る数字10個カードのたたき台

領域数字中身
1集客反響数媒体別・月
2集客反響1件の費用広告費÷反響数
3営業5分以内コール率初回連絡の速さ
4営業来店・面談率反響→会えた数
5営業接触実施率追客の予定どおり率
6営業成約数売り・買い別
7採用応募数媒体・紹介別
8育成ロープレ実施回数週2回できたか
9経営分岐まで残り件数今月の現在地
10経営改善の実施率決めたことをやったか

04「見る数字10個カード」のNG例とOK例

NG例管理表に50項目。毎月埋めるだけで半日かかり、誰も見ない。社長・営業・事務で見ている数字が違い、会議で噛み合わない。売上と成約数だけ見て、途中の数字(反響・面談・追客)がない。数字はあるが、どのノウハウが動かすかが紐づいていない。
OK例数字ごとに「動かすノウハウのNo.」を添える。数字と打ち手が1対1。前月比の矢印だけ色をつける。上がった・下がったが3秒で分かる。途中の数字(反響→面談→成約)を必ず入れ、どこで詰まるかを見る。新人にも1枚渡し、「この10個が会社の全部」と最初に教える。

05「見る数字10個カード」の効果の確かめ方

見ているかカードの月初更新率月初3営業日以内に更新できた月 ÷ 12100%以外は仕組みになっていない例7/12 → 12/12
揃っているか10個を言える社員の割合面談で聞き、7個以上言えた人数 ÷ 社員数半年に1回例20% → 100%
対象外入社1ヶ月未満の社員・パート
運用10個の入れ替えは年1回、月次会議で全員の前で決める。

06続けるためのポイント

11個目が欲しくなったら、1つ外す。10個の枠を守ることが大切です。

廣瀬 浩一
この記事を書いた人廣瀬 浩一シン パートナーズ株式会社 代表取締役船井総研で不動産売買仲介会社の業績アップに携わり、現在はコンサルティングと実業の二刀流。現場で結果が出た型を、そのまま使える形で届けています。船井総研で不動産売買仲介会社の業績アップに携わり、現在はコンサルティングと実業の二刀流。