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媒体の棚卸し。1件いくらで反響が来ているかを、媒体別に並べる

反響1件あたりの安さで媒体を選ぶと、間違えます。全媒体の費用・反響数・媒介数を1枚に並べ、「1件の媒介・成約にいくらかかったか」で比べます。

廣瀬 浩一執筆廣瀬 浩一
この記事の型媒体の棚卸し全媒体の費用・反響・媒介数を1枚に並べ、「1件いくら」で比べる。

01なぜ「媒体の棚卸し」が効くのか

安い反響ほど、成約までが遠いことがあります。正しい物差しは反響単価ではなく、成果単価です。

棚卸しを30分やるだけで、「安いと思っていた媒体が、実は高い」が見えてきます。広告の議論が、感覚から数字に変わります。

売り反響は成約まで時間がかかります。直近の数字だけで判断せず、12ヶ月で見てください。

02「媒体の棚卸し」のやり方:3ステップ

01表を作る媒体・年間費用・反響数・媒介/成約数の4列を、表計算で1シートに。
02直近12ヶ月を埋める概算でよいので全媒体を1枚に。紹介・口コミも「費用0円」で1行入れる。運用例費用には掲載料だけでなく、制作・印刷・配布費も含める。
03「1件いくら」を出す費用÷媒介数(または成約数)を媒体ごとに並べ、反響単価と逆転している媒体を探す。

03媒体の棚卸し表(直近12ヶ月)

媒体年間費用反響数反響1件媒介・成約1件いくら
ポータル(買い)240万円160件1.5万円12件20万円
一括査定サイト180万円90件2.0万円4件45万円
チラシ(狭く6回)96万円24件4.0万円8件12万円
検索広告60万円40件1.5万円3件20万円
紹介・口コミ0円18件0円9件0円

一括査定は反響1件2.0万円と安く見えますが、媒介1件では45万円で、いちばん高い媒体です。逆にチラシは反響1件4.0万円でも、媒介1件では12万円。増やす候補になります。

04「媒体の棚卸し」のNG例とOK例

NG例「反響が安いから」と一括査定サイトの予算を増やす。媒体ごとの費用は分かるが、反響がどこから来たか記録していない。先月の数字だけで判断し、売り反響の成約を待たずにやめる。営業担当の記憶で「あの媒体は良い」と決める。
OK例費用には掲載料だけでなく、制作費・印刷費・配布費まで入れる。売り媒体は「媒介数」、買い媒体は「成約数」で1件いくらを出す。反響単価と成果単価の両方を並べ、逆転している行に印をつける。四半期に1回更新し、月次会議で「増やす・やめる」を決める。

05「媒体の棚卸し」の効果の確かめ方

見えているか全社の「1件いくら」全媒体の費用合計 ÷ 媒介・成約の合計四半期ごとに下がれば効いている例22万円 → 15万円
動かしたか表を見て変えた予算の件数増額・減額・停止を決めた媒体の数(四半期)0件なら表が使われていない例四半期に 2〜3件
対象外開始3ヶ月未満の媒体(数字が揃ってから)
運用更新担当は事務。四半期の月次会議の議題に固定する。

06続けるためのポイント

更新は四半期に1回。月次会議で「増やす・やめる」を決める材料にします。

廣瀬 浩一
この記事を書いた人廣瀬 浩一シン パートナーズ株式会社 代表取締役船井総研で不動産売買仲介会社の業績アップに携わり、現在はコンサルティングと実業の二刀流。現場で結果が出た型を、そのまま使える形で届けています。船井総研で不動産売買仲介会社の業績アップに携わり、現在はコンサルティングと実業の二刀流。